わたしは製造業に勤めて16年になります。これまで営業、営業企画、商品企画、宣伝広報という職歴をあゆんできました。当然ながら日本国内の主要な展示会には会社として出展するとこともあります。私が入社した頃はその展示会をきっかけにした商談なども実際にありましたので単にお金を払って出展するというだけではない状況でした。私が入社したころは同業の展示会だけではなく、他業界の催しも見学にいっては、商談の際の話のタネになればということで話をしていたものです。また、わたしは営業部門として自分の関連する部門の商材を展示する際は私自身が説明員としてフォローに入り、お手伝いを行うということもありました。また、取引先のブースに自社製品をコラボで展示した際にも、関係業者という立場でその関係会社のブースに説明員として入ったこともあるほどです。

しかし、時代は少しずつかわってきました。わたしが入社した頃は国内の同業他社もたくさん出展していましたし、海外の同業他社も日本という市場をターゲットにしてかなりの数のお会社が出展していたものです。ところが日本国内の力が落ちてくるとまずはこういった展示会に出展する同業他社が減ってきて、さらには日本に魅力を感じなくなった海外の同業他社も出展を控えるようになり、かんりさみしい状態になりつつあるのは明らかです。また、業界によっては有名であった恒例の展示会をとりやめにするといった話も聞きます。また、私の会社でも日本国内でグローバル感がない展示会よりも海外の、特に中国、ブラジル、シンガポールといった勢いがある国の展示会に投資したほうが対投資効果が高いのではないかという意見も出てくるほどになっています。たしかにインターネットやニュースを見ていてもいろいろな業界の催しもすべて縮小、縮小となっています。私もむかしからいろいろな業界の催しを見学してきましたが近年は、お客様をあっと驚かすような、商材や展示が減りつつあるのも確かです。特にイノベーションがなければ、どこも同じような展示が多くなり、来場者から見ても魅力が乏しくなるのは致し方ないところです。

しかし、今一度、日本の様々な会社がこういった場所で自社の未来に向けて、そして現在のビジネスでいかに社会に貢献できるのかをグローバル感をもって、海外に向けて見せつけることができなければ、これからの日本の未来はきびしいものとなるような気がします。